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ミズホ通信 ピコトラ用 合体ラック PR-3S

Union rack for later Pico [ MIZUHO PR-3S ]

MIZUHO PR-3S

MIZUHO PR-3S PR-3Sはピコトラスーパーシリーズ用の合体ラックとして発売された。
構成素材はU字型をしている主要パーツおよび天板部分が厚さ1mmのスチール鋼(と思う)を採用しており、アルミなどと違って多少乱暴に扱っても変形することはない。
上部の取っ手部分は主要パーツよりも若干厚みがあり約1.5mmほど、素材はやはり固い部類のスチール鋼が採用されていると思われる。
CW-2Sが収納される部分の化粧板は単なる厚み1mm程度のアルミ板が採用され、こちらは簡単に折れ曲がってしまうが、何かを支えたりする部分のパーツではないのでアルミで十分だ。
化粧板以外は前後が丸見えの筒状になっているので、それぞれのユニットを前からでも後ろからでも装着可能だ。
そのコンパクトさから機動力をセールスポイントにしているピコトラではあるが、ミズホ通信ではピコトラ本体を室内にて固定機と使う場合や、車などに搭載する場合のマウントラックとして使われることも想定しており、PR-3S上部の取っ手に見えるパーツは車のダッシュボード下へ固定することなどを考慮してねじ穴が開けられている。
ただし、YAESU FT-x90シリーズのようなスライド式脱着機構などは備えておらず、ピコトラ本体をネジ止めで固定することから手軽に出し入れできる構造にはなっていない。(とは言っても天板の向きを変えておくとネジを2本外すだけで簡単に脱着可能となるので面倒な作業ではない。)

MIZUHO PR-3SPR-3Sはピコトラスーパーシリーズ専用の合体ラックとして発売され、組み合わせが可能なのはMX-6S以降のピコトラスーパーシリーズ本体(AM-6X・MX-2Fなど、型番の最後に[S]がつかない機種は適合外)とリニアアンプシリーズPL-xxS、そしてCWサイドトーン・セミブレークインユニットのCW-2Sの3種類となる。
当たり前だが初期ピコトラであるMX-2/6Z/10Z/15はボディサイドのネジ穴やPTTスイッチの位置が違い、更にボリューム兼電源スイッチが配置されているので装着は不可能だ。(初期のピコトラにはPR-1、PR-2という合体ラックが既に発売されていた)

現在の所、PR-3Sには2種類のボディカラーが確認されている。
最初に発売されたのは初代ピコトラであるMX-6からピコトラスーパーシリーズの初期まで使用された灰色(薄灰色、通称9R-59カラーと呼ばれる)となり、もう一つは再生産開始後のJimブランドカラーである濃灰色(黒色と称される場合もあり)となる。
両者とも色が違うだけで材質・構造に大きな差は無い。
見た目だけの差といえばJimカラーの天板には「Jim Japan Infomation Medium」の文字が印刷されている程度だろう。
もともとコンパクトなピコトラシリーズなので、PR-3Sで一つにまとめてしまうとシャックの隙間でも簡単に収まってしまい、机の上に置いてもスペースを無駄にせず設置が可能だ。

MIZUHO PR-3S PR-3S前面右側から

CW-2Sを装着せず化粧板を装着している状態。
PTTスイッチ部分に穴が空いているのがわかる。
この状態ではピコトラ本体を脱着する場合はPTTスイッチを押し込んでからピコトラ本体を少しだけ後ろに移動させるだけで簡単に脱着可能。

MIZUHO PR-3S CW-2S収納部分の化粧板

CW-2Sを装着しない時に装着する化粧板。
装着に関しては絶対必要という訳ではなく、使用者の好みに応じて選択することが可能な仕組みになっている。
化粧板の取り付けはCW-2S装着用のねじ穴をそのまま使い、2本のネジで固定される。

MIZUHO PR-3S CW-2S合体状態

化粧板を取り外し、CW-2Sを装着した状態。
ピコトラ本体ボトムパネルの外部キー端子と外部マイクのPTTコントロール端子の配線追加を行っておくことで、PR-3S横に飛び出ている本体PTTスイッチを操作することなくフロントパネル部分のみでCW運用が可能。

MIZUHO PR-3S PR-3S背面

PR-3Sに電源ユニットなどは内蔵されていないので外部電源が必要。
ピコトラ本体へはリニアアンプPLシリーズから電源を供給し、CW-2Sは内蔵006P電池で可動する為にピコトラ本体の背面部分へは本体電源線およびCW-2Sから延びる外部CWキー配線のみが接続される。

MIZUHO PR-3S 天板を浮かせた状態

天板はどちらが正しい表なのか不明だが、画像のように上部を浮かせて装着するとピコトラ本体の脱着が楽に行える。
他の画像のようにピコトラ本体・CW-2Sへ密着するように組み上げてしまうとピコトラ本体を脱着する時にリニアアンプやCW-2Sなどと擦れ合ってしまい、どちらも傷が残ることがある。


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