基本的な設計はPLシリーズ共通となっている為に大きな差は見つけることが出来ない。
しかもPL-21Sなどは定数を若干変更したのみに留まる為、ほぼ同じ回路と思って貰っても構わないかもしれない。

尚、このPL-15は前オーナーによってDCジャックを追加する改造が施されているが、ノーマルのPL-15は基板からコードが直接延びる形式となっている。

PL-15から採用された2SC1945パワートランジスタ。
三菱製でPo:14W/27MHzというスペックのようだ。
PL-2/6で採用されていた2SC1971よりも当然ながら出力は上となる。

MX-15にはノイズブランカユニットとサイトトーンユニットが内蔵オプションとして発売され、外部オプションとしては外部VXOとなるVX-15、そして外部オプション同士を合体させるラックと外部スピーカーマイク、ダイポールアンテナがあった。
細かい性能や使い勝手はともかくも、机の上に置いても気にならないコンパクトな大きさに大手メーカー品並の性能を詰め込めたことは素晴らしいと思う。