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ミズホ通信 ピコ6S

MIZUHO 6m SSB/CW TRANSCEIVER MX-6S

MIZUHO MX-6S

MIZUHO MX-6S MX-6S(通称:ピコ6S)は1983年5月にピコトラ・スーパーシリーズのトップバッターとして発売された。
50MHz帯の前モデルであるMX-6Zと比較してSメーターとRITを搭載し、周波数は異なるがピコシリーズで初めてRITを搭載したMX-15と比べても各所に大きな変更点があった。
最も大きな変更点として目立つのは、MX-6Zまでは250mWだった送信出力が1Wにアップされ、運用時間を左右する内蔵バッテリーが単四電池6本から単三電池を最大7本搭載可能となったことだろう。
他にも電源を兼ねたAFボリュームがMX-15までは本体の横に位置していたのに対し、MX-6Sからはトップパネル上に移動してPTT以外の基本的な操作はトップパネルのみで行えるようになっている。また、既存モデルで紛失しやすかった電池ボックスの蓋(MX-2〜MX-15まで)MX-6SではMX-6のように裏蓋全体を取り外す方式に戻るものの止めネジは裏蓋の中央付近にコイン一枚あれば回すことが出来るネジ1本だけの簡単な構造となり、MX-6のようにプラスドライバを必要とすることも無くなった。

回路図的にはMX-6Zを更に進化させた形となっているが、SSB機種では重要なパーツでもあるクリスタルフィルタが一般流通品のキンセキ製からミズホ通信の意向で製造されたピコトラ専用の小型フィルタに変わっているのと、終段トランジスタが2SC741/2SC2053から高出力の2SC1947へ変更されたのが最も大きな変更点かもしれない。
また、基板そのものの話になってしまうのだが、その後のピコトラシリーズの展開を見るとMX-6Sの回路図をベースに下は3.5MHzから上は50MHzまで一枚の基板で済ませてしまっている。これは設計当初から複数のバンドへ対応することを前提に設計されていたようで、3.5MHzから50MHzまでの幅広い周波数を一枚の基板で対応させるという成果につながっている。(正確にはMX-6Sの初期基板であるMK-1153ではなく、MX-6SRの基板であるMK-1170にて3.5MHzから50MHzまでを一枚の基板で対応している)
50MHz帯の前モデルであるMX-6Zとの機能比較では、250mWから1Wへの送信出力アップ・RIT回路の搭載・S/RFメーターの搭載・充電池にも対応した単三電池7本搭載可能な電池ボックス・ピコトラ本体のみで充電可能な仕組みの復活(既存機種ではMX-6のみが充電電池をチャージ出来た)と数多くの追加機能・改善項目が盛り込まれていた。

ネガティブな面としては、初代ピコ6(MX-6)から重たくなった重量と大きくなったケースサイズがあるが、既存機種の不満点・要望などを取り入れた形に近いMX-6Sを初めとするピコトラSシリーズは(爆発的ではないが)小型SSBトランシーバーとして地位を確立していった。
とりわけ、小型なアンテナで飛びの良い50MHzモデルであるMX-6SはピコトラSシリーズの中での販売数で常にトップに位置するなど多くの人が手にしたモデルでもある。(但し、ピコシリーズ終盤になるとHF帯、特に7MHz帯のMX-7Sに人気が集中したようだ)

オプションについて
MIZUHO MX-6S MX-6Sが発売される以前にもピコトラ本体と専用リニアアンプなどを一緒にするためのラック PR-1/PR-2が発売されていたが、MX-6S以降のピコトラスーパーシリーズにはシリーズ専用ラックとしてPR-3が用意され、各バンドに対応したリニアアンプPLシリーズとCW用のセミブレークイン・サイドトーン周辺機器のCW-2Sも用意された。
先に発売されていた21MHz帯のMX-15では内蔵オプションにノイズブランカ回路パーツとCWモード時のサイドトーンユニットが提供されていたもののセミブレークイン機能は有しておらずフルブレークイン機能のみとなっていたが、MX-6Sではボトムパネルの外部キー端子に3端子のステレオミニジャックが採用されて単なる外部キー端子としてだけではなく、セミブレークイン機器用のPTT連動端子としても使えるようになっていた。

1983年という70年代のアマチュア無線ブームの勢いがあり、更にバブル期へ向けて経済活動が活発になっていた時期に各社PLL機種を次々に投入していったが、MX-6Sは50MHz帯という移動運用が多かったバンド独特の理由もあり一部の熱狂的なファンにも支えられて各雑誌で取り上げられ、3万円以下という低価格も手伝って無線機屋に常時在庫される結果になった。
MX-6Sが発売された年の秋には7MHz帯のMX-7Sと21MHz帯のMX-21Sの2機種が発売され、VHF/HF帯のビギナーバンドと言われる3バンドをカバーする形になり、その後は非常通信波と10MHz/1.9MHzを除くHF帯をピコトラスーパーシリーズでカバーすることになる。

1980年代まではピコトラの売り上げで常にトップに位置したのがMX-6Sだった。しかし、1990年代に入ってからは状況が変わりMX-7SなどHF帯のピコトラの売り上げが多くなり、MX-6Sは上位にいるものの常にトップではなかったと高田OMが雑誌のインタビューに答えている。
それでもMX-6Sはピコトラスーパーシリーズでも最初に市場へ投入されたことで生産台数も多く中古市場でも姿を見ることが多い機種の一つでもある、しかし中古でも依然として人気は高いことからネットオークションなどでは高額落札となる場面が多く、入手性は高いものの金額的には折り合いが付きにくい機種でもある。

MX-6Sの型番について
上記で書いたとおりMX-6Sには二つの異なるメイン基板が作用され、それに伴って製品の型番も微妙に違っている。これらはメイン基板の部品番号の違いと生産場所などで型番末尾のアルファベットが異なり、完成品とキットの区別も含めると5種類に別れる。

初期のMX-6Sに採用されているメイン基板 MK-1153は他のピコトラスーパーシリーズには使用されておらずMX-6Sのみが使用した基板とも言え、メイン基板 MK-1170はMX-7S/21Sをはじめとして他の全てのピコトラスーパーシリーズで使用されている基板となる。
よって、MX-6S(K/B)とMX-6S(T)は型番こそ同じように見えるがメイン基板の番号が違うので注意が必要だ。
生産場所については、MX-6S(K/B)およびMX-6SR(K/B)はミズホ通信の生産となるが、MX-6S(T)に関してはSANTCでの委託製造となっており、ボトムパネルのOPTIONスイッチにはアッテネータが装備された完成品のみの供給となっている。
このSUNTEC製造のピコトラはボトムパネルのシールに「SUNTEC」の文字があるのですぐにわかる。

各型番とメイン基板の番号、完成品・キットの違いは以下の通りとなる。

型番 基板番号 内容
MX-6S(K) MK-1153 キット:S/RFメーター・RIT回路・ノイズブランカ基板は無し
MX-6S(B) 完成品:S/RFメーター・RIT回路・ノイズブランカ基板は装着済み
MX-6SR(K) MK-1170 キット:ノイズブランカ基板は無し (S/RFメーター・RIT回路は装備)
MX-6SR(B) 完成品:ノイズブランカ基板も装着済み (S/RFメーター・RITも装備済み)
MX-6S(T) 完成品:SANTEC製造、OPTIONスイッチにはアッテネータを装備

MIZUHO OM-6 初期のキットモデルMX-6S(K)では「S/RFメーター・RIT回路・ノイズブランカ基板は無し」となっているが、このキット機種向けに存在したオプションに OM-6がある。
内容は完成品が装備しているS/RFメーター・RIT回路・ノイズブランカ基板のパーツとなるのだが、メイン基板がMK-1170となったMX-6SRではキット・完成品ともにS/RFメーター・RIT回路が標準装備となっていることから、OM-6はその後の商品カタログから消えている。(そのかわり、キット機種は完成品と違いノイズブランカ回路を持たないことから、ノイズブランカ基板のオプションであるNB-2Sがカタログに追加されている)
取扱説明書にはOM-6はMK-1153専用のオプションと明記され、MK-1170には使用できないというのがミズホ通信の公式見解となっている。(NB-2S相当の部品が入っていると思われるが、メイン基板に差違があることから回路図を見て差分が理解できない場合は使用しないほうがいいだろう。S/RFメーターについてはピコトラスーパーシリーズ共通のパーツなので保守パーツとして使用できる。)
このOM-6の価格分がキットモデルと完成品モデルの販売価格に大きく反映され、以下のような価格設定となっていた。

型番 基板番号 形態 価格(円) 合計金額 備考
MX-6S(K) MK-1153 キット
21,800
24,600
S/RIT/NB無し
OM-6
オプション
2,800
S/RIT/NB追加オプション
MX-6S(B) MK-1153 完成品
28,000
28,000
S/RIT/NB組み込み済み
MX-6SR(K) MK-1170 キット
24,000
26,800
NB無し
NB-2S
オプション
2,800
NB追加オプション
MX-6SR(B) MK-1170 完成品
28,000
28,000
NB組み込み済み
MX-6S(T) MK-1170 完成品
32,000
32,000
S/RIT/NB組み込み済み

表中の「合計金額」でS/RFメーター・RIT回路・ノイズブランカ回路を装備したMX-6Sが完成する結果となるのだが、数字だけで見た場合MX-6S(K)+OM-6が最も安い予算で完成させることが出来たという結果になっている。(つまりMX-6SR(K)は事実上の値上げと言える結果になってしまっている)
当時の私はMX-6S(K)を購入し、翌月にOM-6を追加購入してMX-6Sを組み上げた記憶があるが、ともかく安く仕上げたかったので合計金額で3,400円の差は大きかった。(空いているB-chの水晶が2個、もしくはスピーカーマイクやロッドアンンテナAN-50などのオプションを一つ買えるだけの金額だった)
価格は発売初期の価格となり、その後に価格改定があったかどうかは不明だ。

尚、MX-6S(T)はサンテックに委託生産したモデルであり、参考として表に記載した。
年代的にも部品が値上がりしていることと輸送などのコストも原価して見ればから純粋な値上げではないことを書き加えておく。

閑話休題
コールサインを再取得して送信可能な状態となった2002年の6月にヤフオクで入手した2台目のMX-6Sを持って筑波山の林道で運用していた時、交信相手から「うしろでウグイスが鳴いている声が聞こえてきましたよ、気持ちよさそうですね」と言われたことがある。
確かに背後の木々ではウグイスの声が響いていたが、簡単なECMしか装備していないスピーカーマイクで相手に鳴き声まで届くとは思っていなかった。
当時は「たかがハンディトランシーバー」と思っていたことも確か、交信技術とは全く関係ない要素ではあるが、フィールドの雰囲気が交信相手に伝わったという事実にMX-6Sという無線機を少しだけ見直したことがある。
他にも今ではあまり聞かなくなったお互いの機器紹介の場面でMX-6Sを使用していると伝えると相手から「懐かしい」「昔に使っていました」など共通の話題として反応して頂けることや、相手がQRP自作機やキット(ビギトラなど)の場合でも、こちらがMX-6Sというだけで話が盛り上がるなど比較的楽しい思いをする事が多かったのも事実だ。
このような会話の中の要素として使っている無線機が役に立った時はピコトラを使っていて本当によかったと思う瞬間でもある。


MIZUHO MX-6S トップパネル

MX-6Sから始まるピコトラスーパーシリーズ共通のパネル。
外部スピーカーマイクを接続した場合、CW/SSBのモード切り替え以外は全てトップパネル側で操作を行うことができるようになっている。
尚、トップパネルのカラーパターンは全部で4種類あり、画像の機種は2番目のカラーパターンとなる。


MIZUHO MX-6S ボトムパネル

MX-6Sから始まるピコトラスーパーシリーズ共通のパネル。
右側上段のスライドスイッチは初期のピコトラスーパー機種では何も配線されていない(スイッチすら存在しない)予備の場所として設定されていたが、MX-6S(T)ではアッテネータスイッチとして配線も行われていた。
また、ボトムパネルのラベルシールでアッセンブリ先がわかるが、画像のMX-6Sはミズホ通信アッセンブリの機種となり、ラベルシール左下の「MIZUHO」ロゴが「SUNTEC」となっている機種では製造を委託していたSUNTECのアッセンブリである。


MIZUHO MX-6S メイン基板

ピコトラスーパーシリーズ共通の基板レイアウトとなるが、クリスタルフィルタが小型化されたことなどもあって1枚基板で構成される。


MIZUHO MX-6S 終段トランジスタ

既存機種で多用されていた2SC741や2SC2053に変わって高出力化の為に2SC1947が採用されている。


MIZUHO MX-6S ピコトラ専用クリスタルフィルタ

ピコトラ専用として設計されたの小型SSBフィルター。
このフィルタは部品底部がモールドされて中が見えないが、後期のピコトラスーパーで採用されたフィルタは底がモールドされていないので中を見ることが出来るが4素子で構成されるラダーフィルターだった。


■ピコ6Sの改造

画期的な性能アップを果たしたMX-6Sではあるが、使い勝手に関しては個人レベルで改造の余地があり(というか、改造出来る余裕があるし、それも楽しみの一つ)簡単ではあるが2号機に工夫を施した。



MIZUHO MX-6S・Voltage checker

「つくるハム、実用アクセサリー」(JA1XRQ高山繁一氏著、CQ出版社刊)に掲載の電圧監視装置を流用して組み込んだ。これは設定された電圧まで降下するとLEDが点灯するという仕組みだが、MX-6Sへの実装にはSEND-LEDの後ろに高輝度の3φ赤LEDを配置し、バッテリー電圧が7.5Vを切ると赤LEDが点灯する設定にした。

回路の組み込み場所については2号機にはノイズブランカが内蔵されておらず、その空いたスペースに組み込み、面倒なのでビニールテープでピコ本体側の絶縁を行った上に両面テープで固定している。当初はSEND-LEDそのものを光らせようとしたのだが、回路図を見る限りほかの回路に影響が出ないか不安だったのとSEND-LED周りの配線を変更するのが面倒だったので安直な手法を選んだ。実際に電圧チェッカーLEDを点灯させてみるとSEND-LEDより明るく点灯し、実用上は問題なさそうだ。

MIZUHO MX-6S ノイズブランカ基板NB-2が装着されていないので、空きスペースを利用。
空きスペース左側にある蛇の目基板が電圧チェッカー回路になる。
赤LEDが光る電圧の設定は蛇の目基板上の半固定抵抗で調節する。
MIZUHO MX-6S SEND-LEDの後ろに更に3φの赤色LEDを配置した。
予想に反してSENDーLED越しに光がわかる。



MIZUHO MX-6S・Meter lighting

一度処分した2号機にも実装していたのだが、夜間運用時に役立つと思い3φ白色LEDをSメーターの後に配置してメーター照明としていた。
実際には夜間運用をやることは滅多に無いだろうし、そもそもポータブルトランシーバで貴重な電力を照明で費やすのは推奨できない行為だが、興味本位で再び実装した。

今回は当初チップタイプのLEDを使用してラジケータボディに密着させる予定だったが、安直に前回と同じ3φの白色LEDをSメーター横に置くだけのお手軽設置となった。
照明のON/OFFは使用されていないノイズブランカスイッチだ。
これならば運用中でも手軽に照明をONにすることができる。
(そもそも使わない機能なのにフロントパネルに配線するのは…と思われるが自己満足)

MIZUHO MX-6S MIZUHO MX-6S
組み込んだLED
(制限抵抗はチューブの中に)
メーター横に設置されたLED


[ MX-6S 取扱説明書 ]

ミズホ通信のCW/SSBトランシーバーMX-6S(ピコ6S)の取り扱い説明書です。
掲載にあたってはミズホ通信(株)の高田OMより承諾を得ております。
※この説明書に付属する回路図は初期モデルのMX-6S (基板部品番号 MK-1153) 向けです。
 MX-6SR以降のモデル (基板部品番号 MK-1170)では差違が発生しているので注意願います。

利用に関して当方では責任を負いませんし、また、ミズホ通信に迷惑のかからないようお願いします。
 また、取り扱い説明書およびファイルの著作権はミズホ通信にあります。
 業務利用や利益を伴うなど個人の趣味の範疇を超える利用に関してはミズホ通信へ確認を取るようお願いします。

 ・PDFファイルの閲覧にはアドビ社のAcrobat Reader(R) Ver.5.0以降のソフトウェアなどが別途必要です。
 ・ファイルは高解像度と低解像度の2種類を用意してあります。
 ・操作の確認やPC画面で閲覧のみの場合には低解像度版
(Low resolution)で十分です。
  印刷や回路図の詳細を調べる等の場合には高解像度版
(High resolution)をお使い下さい。


model
High resolution Low resolution

MX-6S mx-6s_h.pdf
14,241KB
mx-6s_l.pdf
2,168KB


■MIZUHO MX-6S 定格

[一般仕様]
周波数 50MHz帯
電波形式 SSB(USB), CW
使用半導体 (キット) 4 IC, 9 TR, 6 FET, 27 Di
  〃   (完成品) 4 IC, 13 TR, 6 FET, 36 Di
電源電圧 (内蔵電池時) 8.4V 〜 9V DC
  〃   (外部電源時) 9.5V DC
消費電流 RX…無信号時 68mA
TX…最  大 380mA
周波数安定度 初期変動±500Hz
その後100Hz/30分(25℃)
空中線インピーダンス 50Ω
外形寸法 (W)66 x (H)39 x (D)142mm
重量 645g (電池含む)

[送信部]
最大出力 1W
不要輻射 -60dB以下
搬送波抑圧比 40dB以上
側波帯 〃   〃

[受信部]
受信方式 シングルスーパー
感  度 0.5μV入力時 S/N 15dB以上
中間周波数 11.2735MHz

[局発部]
発振方式 可変水晶発振
出力周波数 38MHz帯


ピコ6S本体のみでJARL認定を受ける場合
(ピコ6Sの取り扱い説明書より抜粋、電波形式などは旧表記のままとなる)
周波数の範囲
電 波 の 形 式
空 中 線 電 力
50MHz帯
A3J ※
1W
変 調 の 方 式 平衡変調
終 段 管 の
名 称 、個 数
2SC1947 × 1
電圧、入力 8.5V 2.5W
JARL 登録番号 MK-10
※:電信モードも申請する場合はA1も記入。



【参考】2005年より変更された申請書式の記入例
 ※自分が解釈した内容で書いているので、間違いが有った場合にはご容赦下さい。

◇「無線局事項書及び工事設計書」の記入例(表面一部)
MX-6Sのみ
の場合
13 電波の形式並び
 に希望する周波数
 及び空中線電力
希望する周波数 電波の形式 空中線電力
28M
3VA 4VA 3VF 4VF
W
50M
3VA 4VA 3VF 4VF
1 W
144M
3VA 4VA 3VF 4VF
W
MX-6S+PL-6S
の場合
13 電波の形式並び
 に希望する周波数
 及び空中線電力
希望する周波数 電波の形式 空中線電力
28M
3VA 4VA 3VF 4VF
W
50M
3VA 4VA 3VF 4VF
10 W
144M
3VA 4VA 3VF 4VF
W
緑字:電話モードのみで申請する場合に記入。
赤字:電信モードも申請する場合に記入。
青字:電話/電信モード共通の記入項目。


◇「無線局事項書及び工事設計書」の記入例(裏面)
装置の区別 変更の種別 技術基準適合証明番号 発射可能な電波の形式
及び周波数の範囲
変調方式 終段管 定格出力
(W)
名称個数 電圧
第 送信機 □取替 □増設
□撤去 □変更
(ここは空欄のまま) J3E , A1A{50MHz帯 平衡変調 2SC1947 x1
2SC1945 x1
8.5 V
13.8
1W
10W
[装置の区別][変更の種別]には申請時に最適な内容を記入。
緑字:電話モードのみで申請する場合に記入。
赤字:電信モードも申請する場合に追加記入。
青字:リニアアンプ PLシリーズと組み合わせて申請する時に追加記入、自作リニアの場合などは要変更。

注1:技適機種ではないので、TSS株式会社への保証願い申請が別途必要。
注2:リニアアンプPLシリーズはJARL登録されていないので工事設計書に送信機系統図の添付が必要。



◇「保証願書」の記入例
送信機番号 変更の種別 送信機の名称等 接続するブースタの名称等
(ブースタ等を使用している場合のみ)
附属装置の有無
(有る場合のみレ印)
取替 増設 変更
第◎送信機 MX-6S PL-6S □ 有
[変更の種別]には申請時に最適な内容を記入。
緑字:MX-6Sのみで申請する場合に記入。
青字:リニアアンプ PL-6Sと組み合わせて申請する時に追加記入、自作リニアの場合などは要変更。


【資料】MX-6Sの水晶周波数

ピコトラに装着されているクリスタルは周波数しか書いていないものがある。
実際に使用してみれば周波数がわかるとは思うが、参考資料として手持ちの水晶の周波数を書いておく。

品 番 送 受 信 周 波 数 X'talの周波数 備  考
6X-00S 50.000 - 50.050 MHz 12.92550 MHz  
6X-05S 50.050 - 50.100 MHz 12.94216 MHz  
6X-10S 50.100 - 50.150 MHz 12.95883 MHz  
6X-15S 50.150 - 50.200 MHz 12.97550 MHz  
6X-20S 50.200 - 50.250 MHz 12.99216 MHz MX-6S標準装備周波数
6X-25S 50.250 - 50.300 MHz 13.00883 MHz  
6X-30S 50.300 - 50.350 MHz 13.02550 MHz  
6X-35S 50.350 - 50.400 MHz 13.04216 MHz  
6X-40S 50.400 - 50.450 MHz 13.05883 MHz  
6X-45S 50.450 - 50.500 MHz 13.09216 MHz  


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