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フロントパネル
スピーカーの位置が大きく下がり、Mizuhoロゴシールもデザインが変わって機種名入りでスピーカーの上に配置される。
また、ボディの横には外部電源端子も配置された。
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リアパネル
リアパネルは既存の構成を踏襲して1本のビスで固定されている。
このパネルと取り外すと電池ホルダー部分が見える。
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トップパネル
トップパネルはMX-2Fのみが持つ独特のデザインになっている。
パイロットランプは省略され、バンド切り替えスイッチやノイズブランカスイッチはプッシュロックスイッチに変わった。
ピコトラとしては大型に感じるS/RFメーターに併せて無理のないデザインとなった。
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ボトムパネル
外部電源端子など全てのパーツがボディの横に配置されている為にMX-2Fのボトムパネルは何も存在しない一枚板になっている。
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外部電源端子部
シールの印刷が薄れてしまっているが、DC9.5Vを流しこむ為の外部電源端子がボディの横(周波数調節ツマミ側)に配置されている。
電圧・電流に関しては既存のピコトラと同じなのでPS-2やPM-1に付属のDC-DCコンバータなどがそのまま利用可能となっている。
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モード切り替えSWと外部スピーカー/マイク端子部
SSB/CWモード切り替えスイッチはボディの横(アンテナ端子側)に配置され、外部スピーカー/マイク/キー端子も同じ場所に配置された。
既存のピコトラと大きく違うのは、外部マイクと外部キー端子が一つにまとまっている点だろう。
しかもMX-2Fはサイドトーン回路を内蔵しているので、フルブレークインながらもCW運用を行うのに外部キーのみで既存のピコトラよりも多少は楽な運用が可能となっている。(外部キーが無くても、PTT-SWでサイドトーンを伴ったキーイングが可能)
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バンド切り替えSW、およびノイズブランカSW部
他のピコトラは全てスライドスイッチだったが、MX-2Fのみプッシュロック式のスイッチになっている。
スイッチそのものはMX-6や2などのPTTスイッチに採用されていた6端子2回路の汎用品。
バンド切り替えスイッチはロックした状態でAバンド、解放された状態でBバンドとなり、ノイズブランカスイッチはロックされた状態でON、解放された状態でOFFとなる。
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電池ボックス部
電源には単3電池を6本内蔵するスペースが設けられている。
取説には基本的に9Vの定格となるので1.5V/本のマンガン/アルカリ乾電池の使用が前提となっている書き方がされ、ニッカド電池などの1.2V/本となる電池では7.2Vに電圧が落ちるので出力が墜ちると書いてある。
ピコトラスーパーシリーズでは1.2V電圧の電池を考慮して最大7本の搭載本数となっていたが、MX-2Fではその配慮が削られてしまったらしい。
電池ホルダー部のシールも「AM3,UM3,AA SIZE」としか表記されておらず、ピコトラスーパーに使用されていたシールと比べて素っ気ない感じを受ける。
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電池ホルダー上部
MX-2FではVXO水晶の交換がリアパネルを外すだけで可能になった。
トップパネル背面に大きなスペースを占めるS/RFメーターの向こうにポリバリコンが見えるが、既存のピコトラシリーズで採用されているものと同じバリコンと思われる。
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PTTスイッチ部
ピコトラではじめてPTTスイッチにマイクロスイッチが採用された。
恐らくスペースの為であると思われるが、時代の流れを感じる。
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スピーカー/マイクとの接続部
ピコトラシリーズで最初のコネクタ接続だと思う。
既存のピコトラは外部スピーカージャックにコードが直接はんだ付けされていたので、分解整備性はこちらのほうが上であろう。
しかし悲しいかなキットでの製作からは遠く離れてしまった気もする。
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スピーカー/マイク部
スピーカーは既存のピコトラの中で最も薄く、最も小さいタイプが採用され、マイクも外部スピーカーマイク MS-2などに採用された小型のECMが採用されている。
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フロントパネルの基板
MX-2Fのメイン基板部。
電池ホルダー側に小さな基板が存在するが、主な機能はこちら側に集約されていると思われる。
ピコトラスーパーシリーズと似たような部品密集度に見えるが、よく見ると個々のパーツに小型タイプを採用しているのでピコトラスーパーシリーズと比較すると部品密集度は高くなっている。
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終段トランジスタ
400MHz帯向けの無線機用に開発されたトランジスタ 2SC3101(三菱 / Vcc=12.5V / f=520MHz / Pi=0.8W / Po=3.5W)が採用されている。
メーカー製UHFハンディトランシーバーの終段としても採用されているが、モジュール化が進むUHFパワーデバイスの中で貴重なディスクリートパーツの一つとも言える。
MX-2Fでは144MHz帯で1Wのドライブを行っている。
個人的にはピコシリーズ最後の機種がパワーモジュール搭載タイプではなかったことに嬉しさを覚える。
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