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MX-2は初代ピコトラのMX-6が発売された翌年の1982年4月にピコラインシリーズ第2弾として発売された144MHz帯の200mWトランシーバーだ。MX-6同様に完成品のMX-2(B)と半完成品のMX-2(K)があり、半完成品のMX-2(K)は基板部分が調整済みとなので購入者はスイッチなどへの配線を行うだけという内容だった。 MX-2はピコラインの中では第2世代とも言うべきモデルとなっており、外見的にはMX-6がホイップアンテナを内蔵していることから外部アンテナ端子には3.5φモノラルジャックを採用していたが、MX-2では内蔵ホイップアンテナをやめてBNCコネクタのみとなっている。その為、外部アンテナ端子のスペースに余裕が出来たので外部マイク端子が標準装備となった。(ピコ6でも底面部のオプション端子に外部マイクを接続することは可能だったが、ユーザー側で部品を調達して配線する必要があった) MX-2が発売された1982年には八重洲無線のFT-290など大手無線メーカーの製品が販売されていたが、サイズは弁当箱サイズで「ハンディ」というには少々大きかった。(それでも広告には「ハンディ」と出すメーカーもあった気がする)ミズホ通信でもSB-2Mなどのポータブル機は発売したことがあったがMX-2のような製品は(メーカー製品として)もっとも小型なサイズということもあり、当時は雑誌でも大きく取り上げられた。 しかし、1982年にMX-2を発売してからミズホ通信はHF/VHF帯のみに新製品を展開し、1994年にMX-2Fをリリースするまで12年の時間が経過していた。その間、MX-2を使う人はどちらかというとアマチュア無線を始めたばかりのビギナーよりは移動運用に長けたOM達であったとも聞いている。 オプションとしては4WリニアアンプのPL-2(終段はPL-6と同じ2SC1971x1、13.8V/8W)がピコ2専用としてリリースされている。
[ MX-2 取扱説明書 ] ミズホ通信のCW/SSBトランシーバーMX-2(ピコ2)の取り扱い説明書です。 利用に関して当方では責任を負いませんし、また、ミズホ通信に迷惑のかからないようお願いします。 ・PDFファイルの閲覧にはアドビ社のAcrobat Reader(R) Ver.5.0以降のソフトウェアなどが別途必要です。
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◇「無線局事項書及び工事設計書」の記入例(表面一部) |
MX-2のみ の場合 |
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MX-2+PL-2 の場合 |
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緑字:電話モードのみで申請する場合に記入。 赤字:電信モードも申請する場合に記入。 青字:電話/電信モード共通の記入項目。 |
◇「無線局事項書及び工事設計書」の記入例(裏面) |
装置の区別 | 変更の種別 | 技術基準適合証明番号 | 発射可能な電波の形式 及び周波数の範囲 |
変調方式 | 終段管 | 定格出力 (W) |
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名称個数 | 電圧 | |||||||||
第 送信機 | □取替 □増設 □撤去 □変更 |
(ここは空欄のまま) | J3E , A1A{144MHz帯 | 平衡変調 | 2SC2053 x1 2SC1971 x1 |
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0.2W 4W |
[装置の区別][変更の種別]には申請時に最適な内容を記入。 緑字:電話モードのみで申請する場合に記入。 赤字:電信モードも申請する場合に追加記入。 青字:リニアアンプ PLシリーズと組み合わせて申請する時に追加記入、自作リニアの場合などは要変更。 注1:技適機種ではないので、TSS株式会社への保証願い申請が別途必要。 |
◇「保証願書」の記入例 |
送信機番号 | 変更の種別 | 送信機の名称等 | 接続するブースタの名称等 (ブースタ等を使用している場合のみ) |
附属装置の有無 (有る場合のみレ印) |
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取替 | 増設 | 変更 | ||||
第◎送信機 | □ | □ | □ | MX-2 | PL-2 | □ 有 |
[変更の種別]には申請時に最適な内容を記入。 緑字:MX-2のみで申請する場合に記入。 青字:リニアアンプ PL-2と組み合わせて申請する時に追加記入、自作リニアの場合などは要変更。 |
【資料】MX-2のVXO用オプション水晶 ピコトラに装着されているクリスタルは周波数しか書いていないものがある。
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