ミズホ通信 ピコトラCW用 オプション CW-2S
MIZUHO CW Semi-Break-In Circuit & Side Tone Circuit [ CW-2S ]
|
|
ピコトラスーパーシリーズ用のCWセミブレークイン・サイドトーンオプションがCW-2Sとなる。ピコトラスーパーシリーズ専用のために、MX-6/6Z/10Z/2ではそのまま使用することが出来ない。
電源には006P電池を内蔵し、待機時の消費電流が少ないためか電源スイッチは無い。
ピコトラとの接続は本体背面から1本だけ出ている3.5φステレオプラグのコードをピコトラの外部キージャックに差し込み、電鍵はCW-2Sのフロントパネルにあるキージャックへ接続する。
一つだけ注意しなければならないのはピコトラ本体の外部キージャックはステレオ3Pだが、CW-2Sの外部キージャックはモノラル2Pということだろう。
CW-2Sの中はいたってシンプルでセミブレークインとサイドトーンの回路を1つの基板にまとめ、圧電ブザーと半固定抵抗があるだけだ。
サイドトーンのボリュームはフロントパネルのツマミで調節するが、圧電ブザーなので打鍵していても気分的にはイマイチといった感じになってしまう。
また、ブレークインタイムの調整は基板上の半固定抵抗で調節するために、PR-3Sなどのラックへ組み込んでしまうと気軽に調整というわけには行かない。
サイドトーンの発音に圧電ブザーが採用されているのと、ブレークインタイム調整の半固定抵抗が基板上にあるのはスペースの都合だと思うが、少し残念に思う。
ピコトラ本体ではフルブレークイン方式のみとなってしまうが、送受の切り替えをトランジスタで行っているためにカチカチといった五月蠅い音が聞こえないことから正直な感想で言うとCW-2Sのメリットはサイドトーンだけといった感じも強い。
私自身はCWをやらないので素人意見かもしれないが、のんびりとCWを打つだけなら本体だけでもなんとかなってしまうと思っている。
しかし、このようなオプションがあるという事はやはり必要なのだろう。
|
|
|
フロントパネル
サイドトーンのモニタ音調整ツマミと外部キー用のジャックしか装備されていない。
|
|
|
|
|
|
リアパネル
非常にシンプル、というよりは寂しい感じ。
外部からの電源入力端子が欲しいと思った。
|
|
|
|
|
|
CW-2S内部
電源用の006P乾電池用スナップとコントロール基板が見える。
|
|
|
|
|
|
CW-2S回路
トランジスタを中心としたシンプルな回路。
セミブレークインのタイミングは画像左上の半固定抵抗(VR1)で調節する。
|
|
|
|
|
|
CW-2S下部
スピーカーとして圧電ブザーが採用されている。
省電力を考えるとスピーカーよりは圧電ブザーなのだが、キー操作をしてもアタック音に乏しく少々物足りない気持ちになる。
|
|
[ CW-2S 取扱説明書 ]
ミズホ通信のピコトラ用サイドトーン・セミブレークインユニット CW-2S の取扱説明書です。
掲載にあたってはミズホ通信(株)の高田OMより承諾を得ております。
利用に関して当方では責任を負いませんし、また、ミズホ通信に迷惑のかからないようお願いします。
また、取り扱い説明書およびファイルの著作権はミズホ通信にあります。
業務利用や利益を伴うなど個人の趣味の範疇を超える利用に関してはミズホ通信へ確認を取るようお願いします。
・PDFファイルの閲覧にはアドビ社のAcrobat Reader(R) Ver.5.0以降のソフトウェアなどが別途必要です。
・ファイルは高解像度と低解像度の2種類を用意してあります。
・操作の確認やPC画面で閲覧のみの場合には低解像度版(Low resolution)で十分です。
印刷や回路図の詳細を調べる等の場合には高解像度版(High resolution)をお使い下さい。
|