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ミズホ通信 50MHz ポータブルアンテナ AN-50

MIZUHO 50MHz PortableAntenna AN-50

MIZUHO AN-50


MIZUHO AN-50
AN-50をMX-6Sに装着した画像

AN-50はミズホ通信のピコ6S用のオプションとして発売されていたベースローディングのロッドアンテナ(テレスコピックアンテナ)だ。
中身はサガ電子工業のHFRODシリーズで、2005年1月現在もAN-50相当の製品がSuperRod-2として販売されている。
(その他の周波数のアンテナは生産終了となった。)

性能的には高性能な部類ではないが、ホイップアンテナを延ばして全長1.2m程と比較的コンパクトになるのと見栄えが”いかにもVHFハンディ”ということで最初に興味を示すオプションでもある。
気になる実際の性能だが、半波長ダイポールであるPAN-62と比べて送受共に半分程度と思った方がいい。
S感で比較すると、PAN-62でS9の入感がある局をAN-50で受けるとS5程度にまで針が落ちる。
また、アースに関係してSWRが大きく変動し、ピコ6Sなどへダイレクトに装着して運用するとSWR値が3程度の状況もあり得るのでカウンターポイズなどの対策が必須となり、ダイポール形式のPAN-62よりは扱いが難しい面もある。
ただ、山の上などロケーションがよい場合にはノイズなども沢山拾ってしまうので受信だけを考えればAN-50のようなスペックのアンテナにしたほうがバランスが良いと思う時がある。(交信を行うのであればダイポールかHB9CVなどの高性能アンテナを接続した方がいいのは勿論だ)



MIZUHO AN-50 21MHz用アンテナAN-21と並べた画像。
上がAN-21、下がAN-50。

MIZUHO AN-50 ロッドアンテナ部分はAN-21などと共通。
違うのは短縮コイルの部分。

交信実績だが、バイクに装着されたBNC基台へAN-50を装着して筑波山中腹(標高320m)からピコ6Sで運用したところ青梅市の固定局へこちらの電波はRS57で届いた。
こちらへはRS59で届いているので固定局のアンテナに助けられた形と言える。
バイクにアースを取っているのでピコ6Sに直接装着するよりは条件が良いのかもしれないが、SWRはFCZ研の小型SWRキットでピコ6S側から計測したところホイップの先端を2段ほど縮めて1.2まで落ちた。(アンテナ直下ではないので、ケーブル分も計測値に含まれてしまっている)
また、先方の環境が不明だが筑波山から榛名山方面へ100km程度でもRS59で交信できている。
場所さえ上手に選択すれば十分実用になるアンテナと言える。


[PortableAntenna AN-50 SPECIFICATIONS]

Frequency : 50MHz Impedance : 50Ω
VSWR : Less than 1.5 Max input : 10W PEP
Gain : -2dB Net weight : 100g




[ AN-50 取扱説明書 ]

ミズホ通信のピコトラ用短縮ホイップアンテナ AN-50 の取扱説明書です。
掲載にあたってはミズホ通信(株)の高田OMより承諾を得ております。

 利用に関して当方では責任を負いませんし、また、ミズホ通信に迷惑のかからないようお願いします。
 また、取り扱い説明書およびファイルの著作権はミズホ通信にあります。
 業務利用や利益を伴うなど個人の趣味の範疇を超える利用に関してはミズホ通信へ確認を取るようお願いします。

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  印刷や回路図の詳細を調べる等の場合には高解像度版
(High resolution)をお使い下さい。


model
High resolution Low resolution

AN-50 an-50_h.pdf
229KB
an-50_l.pdf
83KB



■AN-50と同等性能のYAESU純正品アンテナ

余談だが、ヤフオクで同じ6m短縮ホイップだがヤエス純正品が手に入った。
これはFT-690mkIIに付属している短縮ホイップだが、AN-50と比べて延長コイル部分が若干長いかわりに全長が短い。
性能に関しては耳で聞き取る範囲ではAN-50もFT-690mkII付属ホイップも同じと思える。
短縮ホイップアンテナは使う人も少なくなっているのだろうが、バイクで移動する私には手軽さを重宝しているので、まだまだ活躍するアンテナだ。


MIZUHO AN-50 AN-50とFT-690mkII付属アンテナを並べてみた。
全長はAN-50の方が長いが、延長コイル部分はFT-690mkII付属アンテナの方が長い。

FT-690mkII付属ホイップをバイクに装着した画像。
AN-50と比較しても性能的な差を見つけられない。

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