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イワタニ・プリムス

TREK-SOLO 250

IWATANI-PRIMUS TREK-SOLO250

キャンプ用ストーブとしてイワタニ・プリムス株式会社から出ているTREK-SOLO250を購入してみた。(2007年現在、製造・販売は終了して入手不可能)
通称「家出セット」と言われるだけあって、もの凄くコンパクトである。
それまでは同じイワタニプリムスから出ていたIP-MBL2(販売終了)を使っていたが、コッフェルとボンベで意外とスペースを取ることからパッキングの時に悩んでいたが、TREK-SOLOでよりコンパクトになるのを期待して購入した。

IWATANI-PRIMUS TREK-SOLO250TREK-SOLO250の内容は

 ・コッフェル
 ・P-121ストーブ
 ・P-121用ソフトケース
 ・PG-110ガス・カートリッジ
 ・メッシュケース

の4点で構成される。
コッフェルは直径9.5cm(内径)、深さ9cmで容量は約0.6リットル、重量は約142gとなる。
このコッフェルの中にPG-110などの小型ガスカートリッジが丁度すっぽりと収まり、ストーブが残りの深さに入る。
P-121ストーブの小型さを活かした手頃なサイズのセットとも言えるだろう。
これに蓋がセットになっていれば更に良いものだったと思うが、残念ながらイワタニからオプションなどは出ることが無かった。
(TREK-SOLO250の上位モデルであるTREK-SOLOコンボにはミニフライパンにもなる蓋が付属し、このTREK-SOLO250のコッフェルと思われるミニコッフェルが更に中に入る組み合わせになっていた。)

IWATANI-PRIMUS TREK-SOLO250110ガスカートリッジがコッフェルの中へ収納できるサイズ設定だが、若干の余裕があるのでビニールの緩衝材を小さく切ってコッフェルの内壁とガスカートリッジが不必要に触れないようにして使っている。
コッフェル自体の素材がアルミの為にコーティングされているので、そのコーティングが剥がれないようにするためだ。
P-121ストーブは布地の専用収納袋が付属している為に工夫する必要はない。
尚、専用のメッシュケースはコッフェルとストーブを収納しても若干の余裕がありるのでガスカートリッジの安定度を高める為の折り畳みスタンドなどが収納可能だ。
このメッシュケースは実際に使っているとメッシュの布地が破けてくるので代替え品をどこかで調達する必要はあると思う。
P-121ストーブはイワタニ・プリムスから単体でも発売されていたが、専用点火装置付きのモデルも設定され、着火時にライターなど火を別途用意する必要が無いものもあった。
TREK-SOLO250に付属のP-121ストーブは点火装置が無いシンプルなモデルが付属するので、私の場合は小型ガスライター(所謂100円ライターの小型な製品)をP-121専用収納袋に入れてある。
私自身がタバコを吸うのでキャンプ時には別にオイルライターも持ち歩いているのだが、オイル切れなどになると火を付けることも出来なくなるので保険にもなっている。

IWATANI-PRIMUS TREK-SOLO250110ガスカートリッジにP-121ストーブを装着し、上にコッフェルと乗せるとP-121の五徳のサイズに丁度収まるような感じになる。
このP-121は五徳が4本装備され、小型ストーブの中では比較的しっかりしている部類なのでコッフェルが極端にグラつくなどの不安定さを感じることは少ない。(後継製品のP-113/131では五徳の足が3本になってしまった。また、小型を売りにしているP-113では五徳の足が展開した状態でもグラつきが大きいので不安を感じることがある)
それでも幅に対して高さがあると感じる比率なので、キャンプ場など足場がそんな安定していない環境では市販されている折り畳み式のガスボンベ用スタンドなどを装着した方がいいだろう。
調理中に倒れたら危険でもあるし、精神的ショックも(食材的ショックも)大きい。

余談だが、P-121ストーブは火力こそ小さい小型ストーブなものの、炎が真上に向かう直噴系ストーブなので意外と使い心地が良い。
また、MFMMが採用された製品でもあり、直噴ということもあって炎は良質な部類だ。
強火の状態ではかなりの強風でも風よけ無しで調理可能(トロ火では流石に風に煽られて消えることが多い、それでも粘り強い方だと思うが)なので、正にこのセットにはうってつけのストーブとも言える。

IWATANI-PRIMUS TREK-SOLO250このTREK-SOLO250の残念な点はコッフェルに計量用のメモリが無く、確実に計量したい場合はシェラカップや軽量目盛り付きのミニカップなどを別に用意しなければならない。
計量カップのようにきめ細やかな目盛りとまではいかなくても、目安となるものが工夫されていれば便利だっただろうと思う。
その点を除けば、結構使い勝手が良くインスタントラーメンから一人用の炊飯までこなすことが可能だ。
容量が0.6Lあるので火加減さえ気を付ければ、袋麺のインスタントラーメンを二つ折りにしてゆっくり入れることで調理可能だ。

炊飯をする場合も厚みのあるアルミ素材が功を奏しているのか、シェラカップなど適当に蓋となるものを載せることで炊飯が可能だ。
画像のように上にシェラカップなどを載せ、シェラカップに100cc程度の水を入れておくと蓋としての重さも程々に確保できて上手く炊ける。
但し、付属のP-121ストーブは火力が一点に集中するので少しでも火が強ければコッフェルの底面中央に真っ黒なコゲが出来上がってしまうし、上手く炊けたとしてもコッフェルの底付近の御飯は若干茶色くなる程度になることが多い。
基本的にお湯を沸かしたり、インスタント麺を調理する程度が守備範囲と思っていた方がいいだろう。

GIGA POWER燃料であるガスカートリッジもイワタニ・プリムスから出ているが、自己責任という範疇まで含めるのであれば大抵のガスカートリッジが使用可能だ。
私のお薦めはsnowpeak社のGIGA POWERだが、P-121にGIGA-POWERガスカートリッジを使用する場合は前記の通り「自己責任」となり、万が一にもトラブルが発生した場合にイワタニ/snowpeak社のどちらの保証に関する対応が受けられなくなる事を前もって理解しておく必要がある。

このGIGA-POWERガスカートリッジは謳い文句で-10度の気温でも着火するとなっているが、いわゆる寒冷地専用ガスより扱いやすく、氷点下近い気温でも満足な火力を得られる。
寒冷地専用ガスは氷点下になる状況では心強いのだが、気温が上がってしまうとちょっとした調節でも気化しやすい性質が仇となってものすごい火力になってしまう場合がある。
GIGA POWERはそこまでひどくなく、トロ火が欲しいときでも意図通りの調節が可能だ。
価格も他社製品と比べてほぼ同じなのでGIGA POWERで通してしまうのも悪くないと思う。
但し、諄いようだが各社とも自社製品以外のガスカートリッジは動作対象外としている場合がほとんどなので、使用される場合には自己責任でお願いしたい。

このTREK-SOLO250はキャンプを始める人が最初に買う品としてはうってつけとも言える。
残念ながらイワタニ・プリムスから同様な商品は継続されていないようだ。(ZIPPOブランドでソロクッカーセットが出ているので、代替商品は市場に存在する)
私もTREK-SOLO250を手に入れてから一泊程度の軽いキャンプ装備に余裕が出るようになり、最初に購入した大きなストーブと250サイズのガスカートリッジと比較して半分以下の省スペース効果を得られることが出来た。
多くの食材を使って様々な料理をするのであれば物足りないセットとなるが、サブのストーブセット・最初の装備としてはバランスの良い製品だと思える。

入手先:風魔プラスワン(東京・上野/2001年10月)


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