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MAG INSTRUMENTS

ミニマグライト2AA


 ミニマグライトAAは今さら説明する程でもないくらいに有名だと思うが、MAG INSTRUMENTS(US)が1984年(日本では1986年)に発売した単三電池2本で動作する小型ライトだ。
発売された当時はペンライト製品の中で非常に明るく航空素材利用というコンパクトで頑丈なボディの組み合わせに日本でも人気商品となり、ほとんどのバイク乗りはミニマグライトAAを持ち歩くという状態にまでなった。(釣り・登山などアウトドア系全般にも同じ事が言えたようだ)
ミニマグライトに満足しない一部の人達はShureFireなどの強力なフラッシュライトを使っていたが、1万円を越える高価な本体に加えてCR123などの高価なリチウム電池、短い電池とバルブ寿命、そして安いとは言えない交換バルブの価格という状況もあり、ミニマグライトAAの天下は2000年あたりの小型・低価格LEDライトの出現まで続いたが2006年現在ではミニマグライトの姿を見ることは少なくなり、キャンプ場などではLEDライトのほうが普及率を上げている状態になっている。
私も1997年頃にミニマグライトAA(黒)を購入し、その後はオレンジ色のミニマグライトAAをメインに2006年の現在もミニマグライトAAを使い続けているが、2004年前後はLEDライトに浮気したこともある。

 ミニマグライトAAに替わって小型ハンドライト(ペンライト)市場を埋め尽くしているLEDライトが進化し、実用域に達してしばらく経った2006年秋に6年間愛用していたミニマグライト(オレンジ)を失くしてしまった。
夜走りの最中に上からストンと落とすだけのヘッド部分に押さえが無いホルダーをウェストバッグに装着して走っていたところ、柏〜文京区(ここでミニマグライトが無いことに気が付いた)のどこかで落下させてしまったらしい。
ミニマグライト単体ならば損失も少ないのだが、FlashLightTunerMiniにキセノンバルブ(+予備)、それにミネラルガラスとミニマグライト本体の数倍は費用がかかっている「趣味のライト」状態だったので精神的にヘコみ、しかも今は廃番となっているオレンジカラーがお気に入りでもあったのでショックは倍であった。
ここでハンドライトとしてのミニマグライトからサヨナラするのも一つの道と思ったが、結局は新たにミニマグライトを購入して「趣味のライト」を再構築する結果となった。
ここで大抵の人は「LEDライトなら電池寿命も長いし明るい、時代遅れのミニマグライトにこだわる必要はないのでは?」と思うだろう、それが普通の考えであり実際に使用する側から見た真っ当な考えだと思う。
現に私もXB-60をはじめとして幾つかLEDライトを購入して重宝しているが、キャンプ場などでは必要以上の明るさが不要と思えるのと、焦点調整機能があれば一定の明るささえあれば困らないという結論に至っている。(あくまでもキャンプ場など人の手が入った環境で一晩過ごす場合などの話であり、完全な野外環境や災害時などは別の結論となる)
また、ヒネクレ者の考えからか、皆がLEDライトを使っている中でひたすらミニマグライトを使い続けるのも「おバカ」で良いかな?と思ってもいる。
それも初期装備のミニマグライトではなく、姑息だが色々と細かなアクセサリで飾り、決してフィラメント球から離れようとしない旧世代のミニマグヲタク的な使い方で…

実際にキャンプツーリングでハンドライトを使う場面は夜中にトイレへ行くときくらいで、使ったとしても暗くなってから到着した仲間のテント設営時に手元を照らしてあげる程度。
どちらかというと使用頻度が高いのはLEDヘッドランプ(Panasonicの3LEDタイプ BF-198を愛用)となっている。
その為、ハンドライトに対しては実用性というよりも趣味の要素を強く出す余裕が生まれ、暗闇の中で楽しむ"オモチャ"と化してしまっている。
それでも「いざ」という時には頼ることになるので明るさと電池の持ちという相反する要素を一つに詰め込みたくなってしまった。
その結論の一つがFlashLightTunerMiniLumiglobeKB-300スーパーキセノンバルブ、既存のLEDハンドライトには無い中庸な(悪く言えば中途半端な)対応力を持ったハンドライトに変化してくれた。
その結論の一つであるミニマグライトAA+キセノンバルブ+FlashLightTunerMini+Lumiglobeの組み合わせだが、以下のような使い方を想定している。

1)移動時のハンドライト
これはミニマグライトの本来の使い方というか、普通に懐中電灯として使う場合となる。
現在の主な使用場面はキャンプ場でのトイレ利用時のみwww
この使い方をする限りではミニマグライトAAである必要性は全くなく、むしろLEDライトを使った方がメリットは多い。

2)ランタンとして使う
ガスランタンはキャンプ道具の中で必須なのだがソロキャンプだと意外と使わないこともある道具。
しかもパッキング時に貴重なスペースを使ってしまうので電池ランタン化できないかということで皆が最初に試すのがミニマグライトのキャンドルモードだが意外と暗くて使えない。
そこにLumiglobeという単なる丸い半透明プラスチックボールを使うと絶対的な明るさは無いが手元を淡く照らしてくれる電池ランタンになってくれた。
ミニマグライトAAのフィラメント球使用時は約4時間程度の電池持続力となっているが、ソロキャンプで灯りが欲しいと思うのは主に食事を作って食べている時になるので4時間も有れば十分だ。
予備の電池も単三電池2本で済むことから省スペース化にも貢献してくれるし、予備のバルブはテールキャップに1個あるので球切れによるトラブルも心配無い。
LEDライトでも似たようなことは実現可能だが、冷たい光のLEDに対してフィラメント電球の柔らかい明かりはガスランタン程ではないが暗闇のテントサイトに似合う雰囲気で照らしてくれる。

3)ちょっとした明るさで十分な時
FlashLightTunerMiniはミニマグライトのテールエンドに装着する白色/赤色LEDの追加パーツだがミニマグライト本来のフィラメント球も使用可能というマルチツール化の決定版、低スペックな白色LEDであることを評価している妙な製品だ。
ただし、2006年現在では砲弾型の白色LED1個という貧弱なスペックなので人気は全く無く、価格も5千円ほどするのでキャンプ用のライトとして購入する人はまずいないのではないかと思われる。(赤色灯を必要とする天体観測など一部の趣味の人ならば多少のメリットがあるので完全に需要無しではないと思う)
主な使い方はLumiglobeをFlashLightTunerMini側に装着したテント内での室内灯。
強烈に明るいわけでもなく、ぼんやりと室内を照らしてくれるので周囲のテントにも迷惑をかけず、カタログスペックでは白色LEDのみの場合に200時間使用可能となっているので一晩中点灯し続けても電池に関してのスタミナには問題が無い。
実際に北海道で5泊6日のキャンプツーリングで使用したが電池を交換したのは後半の4泊目だった。(フィラメント球は一晩に数回程度のトイレ利用時だけ、他は白色LEDのみという使い方の場合)
こんな変態的な使い方で満足しているのは私ぐらいなものだと思うが、2006年秋の段階で取り扱っているのはA&F(エイアンドエフ)1社のみのようなのでディスコンとなる日もそう遠くないのかもしれない。

4)フィラメント球のまま少しでも明るく
 FlashLightTunerMiniには欠点が一つあり、スイッチ部分が間に一つ入るからかフィラメント球の明るさが少しだけ落ちてしまうことだ。
それを補おうとするとバルブを高効率のものに交換するしか手段は無く、東急ハンズでたまたま見かけたクソ高いキセノン球バルブを期待せずに1個だけ買ってみたところ…効果ありました。Hi
絶対的な明るさは劇的に上がっていないものの封入されているガスの違いからか、発光色が純正のバルブより白く照射物を認識しやすくなっている。
パッケージには「明るさ3倍」とあるが正直なところ1.5倍といった感触、しかしFlashLightTuner miniで落ちた明るさを補うには十分な性能を発揮している。
この製品もミニマグ全盛期の一つだと思われるので、LEDライトが普及してしまった今では何時まで入手可能なのか怪しい状態だと思われる。

5)LEDランタンとして使う
 ところで、ここ2年ほどキャンプツーリング時にガスランタンを持っていかずにミニマグライトを2本持っていくのが定番になってしまっている。
1本は上記の「趣味のライト」と化したミニマグライトだが、もう1本は純粋に電池ランタンとして使う目的のミニマグライトだ。
2年前の北海道ツーリングからの体制で当初はノーマルバルブを日数分持って行き、熱で劣化するバルブは毎日交換する使い方を想定していた。
現在ではフィラメント球のバルブを使いながらも1W-LEDユニットを使用したLEDランタンという使い方がメインになっている。
1W-LEDの明るさだが、純正のバルブを使用した時と比較すると雲泥の差で明るい。
LEDユニットにはLED Light Works製のM1 unit Type:4という1WハイパワーLEDを使用したミニマグAA/AAA用キットを使用している。
波長が短いLED光なので見た目の明るさとは裏腹にテントサイトで使用すると思ったより光が広がった気がしないのだが、半径1m程度の範囲ならば純正バルブ使用時よりも明るいと感じている。
しかも電池寿命も延び、何よりも電球が焼けることで明るさが落ちるといった心配から解放されるので夜食を終えても気にすることなく同じ明るさで点灯させ続けることが可能だ。
LEDユニットを使うか、純正のバルブを使うかはキャンプ場の雰囲気に合わせて気分で決めている。

このM1 Type:4を取り外してノーマルのフィラメント球に戻したいときに困るのが外したM1 Type:4の保管場所。
最初は製品購入時にM1 Type:4が入っていた樹脂ケースを持ち歩いていたが荷物の中から樹脂ケースを探し出して入れる作業が面倒でもあった。
ふとノーマル予備バルブを入れているバルブカプセルの中に入りそうなので試してみると丁度良い内径サイズであることに気が付いた
ただし、そのままLEDユニットを放り込むのは変形・破損の原因になるので購入時にM1 TYpe:4の足が差し込まれていた四角形のスポンジで足部分を保護し、少しだけ大きめなサイズのスポンジ(無ければティッシュペーパーなどでも十分)でLEDユニット部分を保護しながらM1 Type:4ユニット全体を押さえつけるようにケース内部へ一緒に入れてしまえば運搬時の衝撃にも耐えられるであろうLEDバルブカプセルになる。
これでノーマルバルブを使用したい時にはテール部のバルブカプセルを外すだけでLEDユニットを格納することが可能となり、テントの中にあるカバンから樹脂カプセルを引っ張り出す手間が無くなる。
また、バルブカプセルを2個連結して全長を伸ばすことにもなり、Lumiglobeでミニマグライトを立たせて使う場合には光源の位置を更に高い状態にする恩恵も得られる。

そのバルブカプセルはA&Fから発売されている。
他にもマッチや薬などを入れるという使い方でサバイバルカプセルも発売されているが、サバイバルカプセルはバルブカプセルの2倍程度の全長なので長さを稼ぐには有利かもしれない。(製品自体は中に何も入っていない、単なる金属の筒)
バルブカプセルには中にフィラメント球を6個格納することが出来る円柱状のスポンジが入っている。
更にミニマグライトAA純正のテールキャップにもスペア電球を保管しておけるので、合計7個の電球を持ち運ぶことが可能だ。
1泊程度のキャンプであればスペアバルブが1個もあれば十分だと思うが、1週間以上の連泊になるとスペアバルブが複数有る状態は非常に心強く思う。
更にLEDユニットも持ち運び可能となっているので電池の供給を除けば長期間の使用が可能な構成になっていると思う。(自負しすぎ?)
この構成(ミニマグライトAA+M1 Type:4+バルブカプセル×2+予備の純正バルブ×6+Lumiglobe)はミニマグライトAA+FlashLightTuner-miniの構成とは違った、私のもう一つの結論とも言える。

尚、Lumiglobeを装着したままの運搬はLumiglobe側を破損する可能性が高いのでミニマグライト純正のヘッド部分に戻している。
そのヘッド部分もM1 unit Type:4の使用まで考えて専用リフレクタ(M1 Type:4に付属)に交換して単なるハンドライトとしても使えるようにしている。
このM1 Type:4専用リフレクタを装着したヘッドで純正バルブ(フィラメント球)を使うと集光性能は著しく悪くなり、光の交差ポイントが定まらず常に散光したような照射パターンに近くなる。
M1 Type:4で使用したとしても純正バルブの集光性能と比較すると物足りない結果、あくまでも手前数メートルを照射するだけの性能と割り切ったほうがいい。
それでもメインのハンドライトを落としてしまった場合や紛失した場合などに役立つ…はず。

ヘッド部分のリフレクタを純正のままでLED化したい人には製品自体は既にディスコンとなって流通在庫も無くなったと思われるLED Light Worksの製品「M1 Type:1」「M1 Type:2」「M1 Type:3」しか選択肢が無いと思われる。
2006年時点でType:1なら流通在庫を持っている通販ショップもあるようだが、Type:2/Type:3に関しては見かけなくなってしまい入手は非常に困難だと思う。
どれもM1 Type:4の前の製品であるので肝心の明るさはM1 Type:4の半分以下(Type:1が一番暗く、Type:3のほうが明るい)、集光・散光の調節も純正バルブと比較してストレスが残るレベル。
あくまでも純正リフレクタを交換しなくても使えるLEDユニットと思ったほうがいい。
しかもType:3まではミニマグAA専用だったりするのでバルブカプセルに収納することが出来ないサイズどころか、Lumiglobeにも入らないサイズだ。(外周を削ればLumiglobeに入るがメーカー側の通常使用外の行為、つまり改造行為の一つとなるので自己責任で行って欲しい。事故が発生しても誰も責任をとってくれない結果となる)

他にあるミニマグライトのパワーアップパーツ(LED換装ユニット系除く)では単三電池を1本追加して4.5V仕様にするスーパー・マキシマイザーがある。
電源電圧が上がるのでバルブも専用のバルブとなってしまうのが大きな障壁だ。
しかもLED換装ユニットは電圧が上がったことで全て使用不可能という結果になるので完全に4.5V仕様のミニマグライトとして割り切って使うしかない。

MAG INSTRUMENTSでもLEDユニットを搭載したミニマグライトAAが発売される時代。
そんな時にフィラメント球のミニマグライトAAに拘るのは少数派であると思われる。
しかし、適材適所と言うかLEDユニットを上手く組み合わせることでミニマグライトAAをまだ使える道具に変身させる事も可能だ。
また、過去に発売されたミニマグライト用の小物パーツも2006年現在ならまだまだ入手可能な品も多い。
たかだミニマグライト、されどミニマグライト。
バイクのキャンプツーリングという狭い範囲の趣味の中で気楽に使っていきたいと思う。


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